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五反田バレーアクセラレーションプログラム

2021.11.25

品川区が、スタートアップの集積地としての「五反田バレー」の認知度アップや地域活力の向上、区内産業全体の活性化を図るべく実施している「五反田バレーアクセラレーションプログラム」。今回は、2022年3月までの約6ヵ月間、実施中のプログラムから2021年10月20日に開催された「研修② 資金調達」の様子を紹介します。

事前質問や当日の質疑応答で、参加者の疑問に細やかに対応

今回の会場は、アクセラレーションプログラムの連携パートナーの1つである東急株式会社が渋谷駅徒歩1分の場所で運営する、オープンイノベーション施設「SOIL(Shibuya Open Innovation Lab)」。普段はクローズドな招待会員制で、スタートアップ系のメディアやVC等によってイベントが開催されています。アクセラレーションプログラム採択者には、このSOILでのイベント開催権が特典として付与されているため、研修の冒頭では施設説明も行われました。

そうして19名のプログラム参加者が注視する、今回の研修講師は、合同会社DMM.comのCOO室投資企画グループおよびDMM VENTURESでインベストマネージャーを務める森弘慶さん。3年間で12社のスタートアップ企業に出資を行ってきた経験から、資金調達のリアルな状況が語られます。また、挙手によると参加者のうち、資金調達経験者は3名、VCとのコンタクト未経験者が5~6名ということで、そのレベル感で話が進められました。

計70分の講義は、「資金調達とは」「株式での資金調達について」「資金調達の注意点」の3部構成で、随時質疑応答を交えて進められます。参加者には最初に「都度Q&Aタイムを設けるので、質問をどんどんして欲しい」と伝えられたため、会場もより前のめりな雰囲気に。参加者は積極的な質問をして新たな気付きを得ていました。

最初のパートでは、銀行の融資とVCによる投資のスタンスの違いや、最近増えているエンジェル投資家との違いにも言及。次の「株式での資金調達について」のパートでは、資金調達における企業価値の算定方法や、資金調達の各段階でやるべきことや必要な書類の解説、そこでの注意点、シード・アーリーなどステージごとの調達方法/調達先/調達額の特徴などを解説

最後の「資金調達の注意点」のパートでは、参加者から事前質問のあった内容も踏まえ、この研修のためにオリジナルでスライドも作成。ピッチ前の練習ポイントやあらかじめ用意しておくと便利な資料について、また、調達先の承認フローを確認しておくなど、現場を知っているからこそのアドバイスがたくさんありました。

最後に、講師を務められた森さんに、アドバイスをいただきました。
「私がVC業界で働き始めた10年前に比べ、情報が格段に増えています。このチャンスを生かせるかは、起業家の行動次第。ぜひ、今回のようなアクセラレータプログラムなども、ぜひ積極的に活用して情報収集してほしいです。
また、ものづくりを推進している品川区では、ハードウェアでの起業を志す人も多いでしょう。ソフトウェアでの起業よりもさらに資本やアセットを必要としますが、それは企業価値の差としても大きいもの。資金調達の最新情報も得ながら、ぜひチャレンジして欲しいですね」

研修終了後も、資金調達についてfacebookやtwitter、メールなどで個別の問い合わせに対応。要望に応じて、1on1でのメンタリングも行われます。また、研修も引き続き「広報活動」「会計・労務・法務」などのテーマで開催が予定されています。

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