西大井創業支援センターがリニューアルオープンに向けたプレイベントを開催! 「グループワークで考える、起業の軸探しと持続可能な事業計画」
開催日
2021年11月13日
15:00〜17:30
会場
品川産業支援交流施設SHIP(シップ)内 多目的ルーム
参加費
詳細
JR西大井駅前のタワーマンション2階にある西大井創業支援センターは、2003年、品川区が最初に開設した創業支援施設です。利用者のニーズの変化などをふまえ、2022年2月に一部リニューアルオープンを予定。今どきの明るく開放的なコワーキングスペース型施設となり、「ここからはじまる 起業の航路」をテーマに「PORT2401」という愛称も加わって、起業する/した方々へのソフト面・ハード面の支援を強化していきます。
それに先立ち、リニューアルオープン前イベントとして開催しているのが、全3回の「起業の0.5歩を踏み出そう」。今回は、2021年11月13日開催された、第3回目の「グループワークで考える、起業の軸探しと持続可能な事業計画」の様子を紹介します。
グループワークで、互いの起業の「軸」を語り合う
会場となったのは、大崎にある品川産業支援交流施設SHIP(シップ)内の多目的ルーム。起業を考えている11名が参加して、プログラムが進められます。
最初に、品川区役所 商業・ものづくり課の遠藤孝一課長より開会のあいさつがあり、次いで、西大井創業支援センター PORT2401の野田賀一センター長が新施設を説明。改めて、「ここからはじまる 起業の航路」をテーマとしたソフト面・ハード面の支援をしていきたいという思いと、西大井発の起業家を増やしていきたいという決意が示されました。
センター長の野田さんによる新施設の紹介
そして、同センターのインキュベーションマネージャーである朝比奈信弘さんによるリードで、約90分のグループワークがスタート。11名の参加者が3つのグループに分かれ、まずグループごとに司会者を決め、1人2分で自己紹介していきます。そして朝比奈さんから、起業における「軸」の重要性と事業計画のつくり方、注意点などをレクチャー。それらをふまえ、各人で自分が起業する「軸」の言語化を行ったのち、一人10分で発表します。グループごとに1人ファシリテーターが入り、聞く人は発表者のアイデアを否定したり助言しないこと。発表後に1人1回ずつ質問することがルールです。そんななかで活発に議論や質疑が行われました。今回考えることのできた起業の「軸」や、自分の考えや意見を発表して相手と共有し、広げていくノウハウは、参加者の今後に大いにプラスになるでしょう。
インキュベーションマネージャーの朝比奈さんからグループワークの進め方を説明
グループワークでは参加者各自の起業の軸を発表しあい活発な議論が行われました
グループワークの後には、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス インキュベーションマネージャー上田将史さんによる30分の基調講演がありました。まず10の質問を通じて、参加者の性格特性が外向的か内向的かを診断しました。起業に関して、行動力のある外向的なタイプが有利だと思われがちだが、実は内向型の人も自分の考えをじっくりと整理しながら物事を進められるので活躍することができる。そのため、異なるタイプの人たちが一緒のチームをつくり、挑戦するのがよい。また、人の価値観や信念などをOSに例え、チーム活動をするうえで、メンバーが互いのOSを意識してつながりを深めていくことが大切で、自分自身の弱さ「vulnerability(脆弱性)」を認めて、対話をすることが、起業活動を前進させるには必要だと伝えられました。
慶應義塾大学(SFC)インキュベーションマネージャー上田さんによる基調講演
今回で、全3回のオープン前イベントは終了ですが、2022年2月に一部リニューアルオープンをするPORT2401では、今後、さまざまな専門家への相談やセミナー・交流会・ピッチなどの起業イベントを随時開催していく予定ですので、ご期待ください。