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【イベントレポート】「SHINAGAWAイノベーションフォーラム in 五反田バレー」~ニューノーマル時代における、スマートシティの推進と共創事例をバラエティ豊かに紹介

イベントレポート 2022.2.9

【イベントレポート】「SHINAGAWAイノベーションフォーラム in 五反田バレー」~ニューノーマル時代における、スマートシティの推進と共創事例をバラエティ豊かに紹介

開催日

2022年01月31日

13:00~17:30

会場

オンライン

(EventHubを利用)

参加費

無料

詳細

品川区では2017年度より情報通信業の交流・連携の促進に取り組み、新たなビジネスの創出やビジネスチャンスの獲得を目指しています。
その取り組みの一貫として、毎年の恒例行事となっているオンラインシンポジウム「SHINAGAWAイノベーションフォーラム2022 in 五反田バレー」が2022年1月31日に開催されました。
今回のプログラムではスマートシティの最新の取り組み事例を詳細に紹介。配信と並行し、オンラインツールEventHubを通して登壇者との交流も活発に行われた、当日の様子をレポートします。

 

生活・交通・行政手続きなど、都市機能のデジタル化が日本各地で進行中

今回のテーマは「ニューノーマル時代における、スマートシティの推進と共創」。アフターコロナを見据え、環境変化への対応が求められる昨今ですが、MaaSなど、ICTの積極的利活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進などによる都市・行政機能の強化、生活・交通の利便性向上、過疎などの社会課題の解決などのトレンドが紹介されました。
会場となったのは、品川区が運営するSHIP品川産業支援交流施設と同じ建物内にある、大崎ブライトコアホール。当日13時から18時半まで随時休憩を挟みながら、リアルな取り組みが発表されていきました。

プログラムの冒頭は、本フォーラムを主催する品川区の久保田地域振興部長の挨拶。
そして、総務省の地域通信振興課 課長補佐の嶋田大輝氏より、国としてのスマートシティ取り組みの方向性と、長野県塩尻市の鳥獣被害対策、香川県高松市の都市間連携といった具体的な事例などが紹介されました。

東京大学大学院情報学環の越塚登教授による基調講演では、日本の都市サービスは高品質・高レベルで、すでに多くのスマート化したサービスが実現しており、そのうえで、さらにスマートな街として、都市機能のデジタル化・全体に対する最適化・自律的に発展するエコシステム・ダイバーシティに対する最適化・Digital Twins/Mirror Worldがカギになると示されました。
そして、新たな価値の実現方法として「都市OS」という考え方を提言。現在、サイロ化しているアーキテクチャーをデータ連携させ、スマートシティを構成するプラットフォーム群をとりまとめる重要性が伝えられました。

品川から世界に発信! スマートシティ関連の有望なソリューション

次いで、大手企業のスマートシティ取り組みとして、総合系コンサルティング会社のアクセンチュアと、ソフトバンクとトヨタ自動車の共同出資会社であるMONET Technologiesの2社から発表がありました。

アクセンチュアでは、東日本大震災を機に設立した福島県会津若松市のアクセンチュア・イノベーションセンター福島で、スマートシティ化の実証事業を先駆け的に推進。徐々に市民の理解を得てオプトイン(了承)のもとデータ提供を受け、パーソナライズされたサービス提供を行う「会津DXモデル」が、他自治体に横展開をし始めています。

MONET Technologiesでは、自動運転車両を活用した移動型コンビニやクリニック、オフィスなどのモビリティサービスを創出しており、自治体との取り組み実績は2022年1月現在で連携数107、導入数40。
そのなかから、群馬県富岡市の市内全域でのデマンド型乗り合いタクシー運行システム、長野県伊那市の移動診察車が患者宅付近へ出向くモデル、福島県国見町の公立病院への通院専用乗り合いタクシー運行サービス、横浜市若葉台の起伏あるエリアでの高齢者や子育て世代向け移動サービスなどの事例が紹介されました。

その後は、スタートアップ企業のスマートシティ取り組みを、品川区で活動する3社が発表。
車椅子型の自動運転モビリティサービスで空港・病院・モールなどの施設内回遊を促進する『WHILL』、オープンソースの自動運転OSを開発およびエコシステムを通じて商用化を加速させる『ティアフォー』、小規模事業者でも導入しやすいAIカメラで利用者行動の把握・分析を支援する『FutuRocket』、各社のサービスおよび事例が紹介されました。
いずれも創業時から世界市場を意識して展開を図っており、MaaSやスマートシティ取り組みに対する可能性を大いに感じさせるものでした。

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