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インタビュー 2021.12.22

【品川区内のコミュニティスペース紹介】 東急が大井町エリアにコミュニティ形成拠点のカフェをオープン。地域を盛り上げる、SDGsの情報発信&交流について聞いてみた

世界があこがれる街づくりを目指す東急が、沿線重点エリアの一つである大井町エリアで、街のコミュニティ形成拠点となるカフェ「PARK COFFEE」を2021年10月にオープン。コミュニティスペースとしてどのように運営していくのかを、沿線開発事業部開発第一グループ大田・品川担当の阿部彩水さんに聞きました。また、同カフェで11月10日に開催された「五反田バレーアクセラレーションプログラム2021」参加者有志による交流会の様子もお伝えします。

 

東急線車両の廃材をリユースした内装に愛着がわく、大人の「たまり場」

―まず、この「PARK COFFEE」を大井町で展開される理由を教えてください。

阿部

東急ではこれまでも沿線地域で、エリアに出て拠点作りを行ってきました。大井町は、東急大井町線の終点でターミナル駅ですが、あまり東急沿線というイメージが持たれていません。一方で街のポテンシャルとしては、複数路線が通り空港も近いなど、交通の要所です。また、新旧の住宅や法人も多く、住まう人、働く人が多いのですが、交流できる場所があまりありませんでした。そこで東急の街づくりノウハウを活かし、自然とみなさんの「たまり場」となれることを目指しています。

―コミュニティスペースをカフェスタイルにした意図は?

阿部

日常的に通ってほしいのです。単なるスペースだとイベントをやっていない時間は空き家になってしまいますが、カフェがあることで、毎日ふらりと立ち寄れる場所になります。カフェスタイルというのは街の拠点作りと相性が良いのです。これも東急の経験値から得たものですね。

―ここで行うイベントは、どのようなコンセプトによるものですか?

阿部

テーマとしてSDGsを意識しています。街づくりには多岐に渡る関係者がいるものですが、そうしたときにSDGsはみなで思いを持って取り組みやすいのですね。イベントの企画・運営は、品川区など地域で活動する会社や団体などに協力いただいています。

たとえば、毎週水木にチャンスフラワーという、茎の長さや太さがまばらだったり花の大きさが基準に満たないような規格外の花を販売していますが、その運営会社が季節のフラワーアレンジメント教室などを開催。フードロスや古本などについてもイベント開催するなど、循環型社会の考え方に自然と馴染めるような取り組みを意識しています。また、子育て世代が交流・情報共有できる「品川区子育てお話し会」も定期的に行っていきます。

規格外の花を一輪100円で、毎週水木に販売。これを目当てに立ち寄るファンもおり、花屋という気恥ずかしさがないせいか男性客も多い

―店内のアートや内装も印象的ですね。

阿部

大井町のマップイラストは、ベースの地図にイラストを入れて親しみやすい表現としました。話のきっかけづくりなど、交流にも役立ててもらいたいですね。後から情報を追加していける仕組みも検討中です。

そして内装には、東急田園都市線車両の廃材で、座席の一部や手すり、網棚などを活用しました。また、カウンター下やベンチの座面に使用した木材は、池上駅が木造駅舎から建て替えた際の廃棄材を転用しており、ペンキの色も元のままです。いずれも本来なら捨てられてしまうもので、会社としても使い道を模索していましたが、東急らしいリユース例になったと思います。

―今日はこのあと、「五反田バレーアクセラレーションプログラム2021」の交流会が開かれます。

阿部

ここでのコミュニティ活動で、新たな交流が生まれるのは楽しみです。起業を目指す方やすでに事業を始められている方にも、品川区の地域活性につながることでしたら、ぜひ「PARK COFFEE」を活用いただきたいですね。電話やメールでお問い合わせください。

―ありがとうございました。

起業家の卵たち9名が和気藹々と交流。ここから生まれるものに期待!

 

2021年9月から2022年3月まで、IT分野のシード・アーリーステージにある19の事業者が参加して行われている「五反田バレーアクセラレーションプログラム2021」ですが、11月10日、その交流会が9名限定で開催されました。

冒頭で、同プログラムの連携パートナーでもある東急の沿線開発事業部開発第一グループの熊田雄介さんより「PARK COFFE」の解説があり、その後は参加者1人ずつからの自己紹介を経て、後はフリートーク。自由に話が弾んでいきました。それぞれに自身が手がける

サービスやツールを見せ合ったり、創業期ならではの情報交換に励んだりで、約1時間半があっという間に過ぎました。

今後もこのような交流会は随時開催していく予定です。

交流会の冒頭で、東急の熊田さんがカフェ&コミュニティスペースについて解説

最後に、この場で考案された品川区の「S」のポーズで。「五反田の“5”にもなってる!」と誰かが言って、大爆笑に

執筆者

取材ライター

久保田 かおる

インタビューはリラックスムードで楽しく。原稿では、難しいことも分かりやすく伝えるのがモットーです。

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