【オープニングイベントレポート】 西大井創業支援センターがリニューアルオープン! 「起業家に必要な資質や支援」をテーマに、基調講演やパネルディスカッションを開催
開催日
2022年02月01日
会場
西大井創業支援センター「PORT2401」
多目的スペース
参加費
無料
詳細
2003年、品川区が最初に開設した創業支援施設である西大井創業支援センターが、利用者のニーズの変化などをふまえ、2022年2月にリニューアルオープンしました。JR西大井駅前のタワーマンション2階にあるスペースが、明るく開放的な空間に生まれ変わっています。今回は、2022年2月1日に開催された、リニューアル記念イベントの様子を紹介します。
「誰もが起業に挑戦できる施設」として、充実したサポートを提供
リニューアルを機に、西大井創業支援センターは「ここからはじまる 起業の航路」をテーマに「PORT2401」という愛称で、起業する/した方々への支援を強化していきます。月額会員、または1日単位のドロップインで利用できるコワーキングスペースは、集中して作業を進めるのにもってこい。交流の場である多目的スペースは、今回のようなイベント目的での貸し出しも可能です。予約制の会議室は、定員6名・8名の2室あり、つなげて利用することもできます。
リニューアル記念イベントは、品川区の久保田地域振興部長のあいさつでスタート。そして西大井創業支援センターの野田賀一センター長から施設の説明がされ、改めてハード・ソフトの両面から創業支援がパワーアップしたことが伝えられました。次いで、月額会員に月1回の面談で起業に関するアドバイスを行うインキュベーションマネージャーの、朝比奈信弘さん・米澤智子さんがそれぞれ起業に必要な要素や資金調達手段などについて簡単なスピーチを行いました。
その後はゲストスピーカーとして、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)インキュベーションマネージャーの上田将史氏と、品川区で創業して今はSHIPに入居されているコグニティ株式会社代表取締役の河野理愛氏の2名が登壇。上田氏は日頃、起業を考える学生と接していて感じる、必要な「問い」について、どのように導いているのかを紹介。河野氏は、学生時代の起業を経て、大手IT企業でビジネスの根幹を身につけて、再度2013年に現在のコグニティを起業していますが、その時々で自身が持っていた強みや縁、一方で足りなかったものなどを解説。そして品川区で事業をスケールさせてきたプロセスを詳しく紹介してくれました。
そして、「起業経験を通して感じた、起業家に必要な資質や支援について」をテーマに、ゲストスピーカーとインキュベーションマネージャーの4名でパネルディスカッションが行われました。程よい広さの空間で、スピーチとはまた異なるテーマの掘り下げもなされ、入居者やこれから入居を検討中などの参加者にとって、ネットや書籍では得られないような生の情報収集機会になっていたようです。
イベントの最後は、西大井創業支援センターの運営をサポートする有限会社ノオト代表取締役の宮脇淳氏のあいさつで締めくくられました。
西大井創業支援センターでは今後もこのような、起業に役立つイベントなどを随時行っていきます。また、創業をお考えの方ならどなたでも利用できる無料相談も受け付けていますので、気軽にお問い合わせください。